この時期は、子どもたちの一年の育ちを振り返る機会が多くなります。
子どもの成長は、大きな変化だけでなく、日々の小さな積み重ねの中にあります。
うまくいかなくても、もう一度やってみる、挑戦してみる、その一つひとつの経験が、「できた」という自信となり、次の意欲へとつながっていきます。
私たちは、子どもを一人の人格者として尊重し、その子自身が持っている力を信じて関わることを大切にしています。そのために、子どもが自ら考え、行動しようとする瞬間を待つことを大切にしています。
この「待つ」という関わりは、ただ見守るのではなく、一人ひとりの発達段階や気持ちを理解し、その子にとって必要な経験ができるよう環境を整える専門性が求められます。今どのような力が育っているのか、どのタイミングで関わることがその子の成長につながるのかを考え続けることが、私たちの大切な役割です。
子ども同士の関わりの中でも、学びは広がっていきます。友だちの姿に刺激を受け、自分もやってみようとする。関わりの中で考え、時にはぶつかりながらも、子どもたちは自ら学び、成長していきます。
こうした日々の積み重ねの中で見られる「できるようになった瞬間」に立ち会えること、そしてその喜びを子どもや職員と共に分かち合えることが、保育の大きなやりがいです。
もうすぐ進級の時期を迎えます。
これまでの育ちを丁寧に振り返りながら、一人ひとりの可能性を信じ、その力が十分に発揮できる環境をこれからも整えていきたいと思います。
子どもを信じ、その成長に寄り添い続ける保育に共感し、共に学び合いながら保育を創っていける仲間との出会いも、楽しみにしています。



