年中行事のひとつ、3月3日の「桃の節句」。「ひな祭り」とも呼ばれ、早いところでは2月から雛人形を飾り親しまれているお祝い行事です。今回は、ひな祭りにまつわる食べ物についてご紹介します。

①ひなあられ
緑、白、桃色の3色で作られています。意味は女の子の健やかな成長を願っています。
更にひなあられはこれに黄色が加わった4色のものもあり、四季を意味するようになります。
春から順番に「桃・緑・黄・白」で、こうすることで「一年を通して祈る」という意味になるそうです。
②ひしもち
緑、白、赤(桃)の3色には意味があります。
所説ありますが、緑は「厄除け・健康」、白は「子孫繁栄・長寿」、赤(桃)は「魔除け」という意味が込められています。
更にはこの3色が重なることで、春の情景をイメージしているとも言われます。
③甘酒
昔は邪気払いのため白酒(現代でいうどぶろく)を飲むという風習がありました。子ども向けに祝う現代のひな祭りには、アルコールの入っていない白い甘酒が代用されるようになりました。栄養価があって消化によく、甘くて飲みやすいやさしい味わいです。
④蛤のお吸い物
蛤(はまぐり)の貝殻はもともと対だったものだけがぴったり合い、貝合わせなどの遊びで使われたことから、一生添い遂げる仲の良い夫婦にちなんでいます。蛤の旬は2~4月頃なので、ひな祭りの時期にピッタリですね。
⑤ちらし寿司
現在のお寿司の起源とも言われている「なれ寿司」に、エビや菜の花などをのせて彩りをよくして食べられていたのが由来と言われています。現代に受け継がれていくうちに、より華やかで見栄えのするものに変化していき、やがて今の「ちらし寿司」になったと考えられます。ちらし寿司に乗せる具材に願いを込めるようです。
●れんこん…はるか先まで見通せるように
●エビ…腰が曲がるまで健康で長生きできるように
●豆…健康にマメに働けて仕事がうまくいくように
ひな祭りのお祝いに、ぜひご家庭でも色々な食材を取り入れてみてください。
ひな人形をつくったよ(すみれ組 2歳児)
今年度は、ひな飾りををみんなで製作しました。はさみで着物用の千代紙を切ったり、のり付けをしたり、顔を描いたり、ひもを通したりと一人一人が好きなこと、得意なことを選びました。できあがったお雛様を見て、みんなで歌を歌いながら眺めていました。環境コーナーに展示していますので、ぜひご覧くださいね。



ひなまつりの集い
3月3日(月)に3月のお誕生会とひなまつりの集いをしました。みんなで「おたんじょうびのうた」を歌ったり、出し物を見たり、朝のおやつは「ひなあられ」給食は「ひなちらし・麩のすまし汁・いちご」で1日ひなまつりの行事を楽しみました。




ご家庭でも、ぜひ今日のひな祭り会の話しをしてみてください。また、子どもたち手作りのひな飾りについても聞いてみてくださいね。