子どもの肌はとてもデリケートです。汗をたくさんかく季節は、沐浴やシャワーでさっぱりと汗を流し、肌を清潔に保つことが大切です。
何のために行うの?
・皮膚を清潔にし、湿疹、あせも、おむつかぶれなどの皮膚疾患を予防する。
・血液の循環をよくし、食欲を増進させたり気持ちよく午睡ができるようにする。
・スキンシップをしたり、神経の緊張をほぐしリラックスさせる。
沐浴を控えた方がよい時
・機嫌が悪い
・発熱(平熱+0.5度以上)
・風邪症状(咳・鼻水)
・目や耳の疾患
・皮膚疾患(あせも、おむつかぶれを除く)
・下痢
準備物
準備の手順
沐浴の手順
①沐浴ガーゼを胸に乗せて、左手の親指と中指で耳を押さえながら頭部を支え、右手で膝や臀部を支えて、足の方から静かに浴槽の中に入れ、徐々にお湯に慣らす。
★湿疹やあざなどの有無、手足がいつものように動くかを確認する
★沐浴ガーゼは、モロー反射が消失し沐浴時にびっくりしなくなるまで使用する
*モロー反射…周囲の刺激により両足を伸ばし、両腕を万歳するように伸ばして、その後抱きつくような動作をすること。
②洗顔用容器のガーゼで顔を拭く
③頭をぬらした後、右手で石けんを泡立てながら円を描くように洗い、ガーゼで石けんを流す
④石けんを泡立てた手、またはガーゼで体を洗い、ガーゼで石けんを流す
洗う順番
首 → 脇 → 腕 → 手 → 胸 → 腹 → 足 → 性器
⑤ひっくり返し、肛門の周りを洗う
◎背中を洗うときは次の3通りのやりやすい方法で洗う
⑥浴槽の湯を抜き、最後にシャワーをかけて石けんをきれいに洗い流す
⑦お湯からあげてバスタオルに包み、上から軽く押さえるようにして拭き取る
*耳や首、くびれた所の水分も拭き取る
⑧おむつをし、服を着せる
⑨綿棒で耳の入り口の水分や鼻の汚れを拭き取る
⑩ヘアーブラシで髪をとかす
⑪湯冷ましまたはミルクを飲ませる
水を怖がったり、嫌がるときには無理せずに、お湯で濡らしたタオルで体を拭き「きもちいいね」などと声をかけて気持ち良さが味わえるようにしています。