梅雨が明けると、毎日猛暑が予想されます。こまめな水分補給と休息で熱中症に十分注意をしてください。8月の献立には、きゅうりやなす、トマトといったカラフルな夏野菜を取り入れています。旬の野菜を食べ、この暑さを乗り切りましょう。
〇ピーマンのビタミンC 含有量はトップクラス!
ピーマンは、ナス科トウガラシ属の植物で、原産地は中南米の熱帯地方です。18世紀にアメリカで、より大きくて肉厚な甘トウガラシが品種改良されてベル型の大型ピーマンができました。この大型種は明治時代にアメリカから日本に伝わりましたが、一般家庭の食卓に普及するようになったのは、今の中型種が作られるようになった終戦後です。
ビタミンC の量は100g中76mgと豊富で、 β カロテン当量も100g中400 μ g含まれています。ピーマンは組織がしっかりしているので、加熱調理してもビタミン C の損失がほとんどないのが特徴です。暑い夏のビタミン補給に役立つ野菜です。
〇ピーマンとパプリカの違いについて
パプリカとピーマンは同じナス科トウガラシ属ですが、パプリカはカラフルで大型のピーマンの一種です。パプリカはカラーピーマンとも呼ばれ、ピーマンと比べると、苦味や青くささがなく、肉厚で甘みがあります。また、ピーマンの未熟果は緑色で完熟すると赤くなるのに対して、パプリカの未熟果は緑色で完熟すると赤色の他に黄色、オレンジ色などになります。
〇旬の食材を使って食育をしよう!
令和5年度食の部会で行った野菜の好き嫌いアンケートの結果より、嫌いな野菜にピーマンが上位に上がりました。それを踏まえて、令和5年度の調理研修会では、子どもが苦手な野菜を取り入れた献立を作成し、給食の献立として提供できるかを試してみました。今回、調理研修会で行った「ピーマンときのこのナゲット」が登場します! また8月はピーマンを使った献立がたくさん出ます。
〇大きさは普通の4倍!
「ジャンピー」の愛称で親しまれている、津山市久米地区特産のジャンボピーマンをご存知ですか?普通のピーマンの4倍ほどの大きさがあるジャンボピーマンは、津山市久米地区で20年以上前に栽培が始まりました。長さは20センチ、重さは200gほどあり、肉厚で甘みが強く、 ピーマンが苦手な子どもにも食べやすいと好評です。
『ピーマンの切り方によっても、味や食感が変わるよ!ぜひ試してみてね!』
縦切り:苦みが和らぐ
横切り:柔らかい食感になる
今月の給食に使用しているピーマン
〇1日(木)きんぴらごぼう 〇2日(金) 酢鶏 〇13日( 火) チンジャオロース風丼 ○15日(木)魚の南蛮漬け 〇19日(月) 豚肉と野菜のソテー 〇23日(金) ピーマンときのこのナゲット 〇28日(水) パプリカのサラダ