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ひなまつり会

 3月3日といえば『ひなまつり』。女の子がいる家庭では、ひな人形を飾ったり、ちらし寿司やひし餅などを食べたりしてお祝いするのが一般的ではないでしょうか。では、どうしてひな人形を飾るのでしょうか?ひな人形は、子どもたちの代わりに病気や事故から守ってくれるとされています。そのため、女の子が元気で幸せになるようにお祝いの気持ちや願いを込めて飾ります。昔は紙で人形を作って、病気やけがなどの良くないものを持って行ってもらうように、川に流す『流し雛』をしていたそうですが、時代とともに人形作りの技術が発展し、立派な人形が作られるようになったことによって、川に流すのではなく飾る習慣へと変化していきました。これがひな人形となり、貴族の子どものあいだで流行っていた『ひいな遊び』と呼ばれる人形を使ったままごと遊びと結びついていったそうです。この『ひいな遊び』が江戸時代にひな祭りへと変化し、女の子ための行事として家に人形を飾る習慣が定着したといわれています。

 園では、ひな祭りに向けてひな人形を作ったり、ひな祭りにちなんだ歌を歌ったりしながら、楽しく過ごしています。

可愛いおひな様がいっぱい!!

≪つくし組≫(0歳児)
完成!!

 好きな色の花紙を選んで、丸めて透明なカップに入れ、おひな様・お内裏様の着物を作りました。花紙はいろいろな色を選んだり、一色だけを使ったりしているお子様がいましたよ。

≪ばら組≫(0,1歳児)
完成!!

 初めての折り紙に挑戦‼好きな柄の千代紙を選んで、半分に折りました。折り紙の角と角を合わせることは難しかったですが、「ギュー!」と言いながら、折り紙を押さえて折り、おひな様とお内裏様の着物を作りました。

≪さくら組≫(2歳児)
完成!!

 ビーズ発砲の塊を土台にして、花紙で包んでおひな様とお内裏様の体を作りました。「おにぎりみたい~‼」と言いながら、ビーズ発砲を両手で丸めて楽しんでいましたよ。着物の柄は、小さい花の形の切り紙をのりで貼り付けています。

≪すみれ組≫(3歳児)
完成!!

 保育者の書いた線に合わせて折り紙を折りました。折り目をつける時には、人差し指を“アイロン”に見立てて折っています。指先にしっかり力を入れて折ることができるようになってきています。

≪たけ組≫(4歳児)
完成!!

 牛乳パックやトイレットペーパーの芯などの廃材を利用して、立体的なおひな様を作りました。牛乳パックに金色の折り紙を貼って台座を作ったり、トイレットペーパーの芯に千代紙や折り紙を貼り付けたりして、人形の体を作っています。廃材を使っての製作がとても楽しかったようで、自由遊びの時間にも廃材を使った製作遊びを取り入れています。

≪ゆり組≫(5歳児)
完成!!

 吊るしびなを作りました。おひな様とお内裏様は折り紙で、顔は自分で台紙を使って丸い型をとり、ハサミで切って作りました。他の飾りは、自分で何を作るのか、ひな祭りのイラストなどを見ながら決めて作りましたよ。

いよいよ ひなまつり会始まるよ

 全クラスが遊戯室に集まりました。ひなまつりのいわれを教えてもらったり、パペットのうまくんと一緒に、ひな人形の並び順クイズをしたりしました。また、ペープサートを使った『ひなまつり3択クイズ』もしました。

 とっても盛り上がったひなまつり会の最後には、みんなで『うれしい ひなまつり』の歌を大合唱!!

ひなちらし・麩のすまし汁
オレンジ
ピーチケーキ
ミルク

 給食は、お楽しみの『ひなまつり会食』。みんな大喜びで、おかわりをして大満足!!
 おやつには桃の節句にちなんだ『ピーチケーキ』を食べましたよ。

 お子様方は、一年間の生活の中で、日本の伝統行事を知り、手指を使った遊びを繰り返すことで、指先の操作性が高まり、成長するにしたがって自分で考えながら思いを形にすることができるようになってきています。今年度も残り一か月となりました。就学・進級に向けて、一人一人の発達の確認をしていきたいと思っています。

第24回児島雛めぐり

 児島では、先月2月25日(土)から3月12日(日)まで、『第24回児島雛めぐり』が行われています。児島地区・各エリアで地域に伝わるひな人形や、児島ならではのデニムのお雛様が展示されています。また、旧野﨑邸では、岡山藩主から拝領した『享保雛』や江戸時代からの貴重な調度品などが展示されているそうです。お休みの日に、ご家族で見に行かれてはいかがでしょうか。

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