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「もしも」に備えてパート2 ~不審者対策訓練②~

 12月15日(金)は、2回目の不審者対策訓練でした。今回の訓練は、警察の方にご協力を頂き、対処や避難の方法を確認しました。「誰が、いつ、どんな方法で、どのように行動するか?」前回(6/30)よりは職員もお子さま方もスムーズに動けたと思います。

 今回は、「通用門から見慣れない人物が入ってきた。」という想定です。また、児島警察署のスクールサポーターの方に不審者になっていただき、「職員は園児の安全確保。園長は不審者対応。主任は警察に通報」と役割を持って行いました。

 10時前、いつもの楽しい戸外遊びの中、危険を知らせる笛の合図が聞こえてきました。「不審者に対しての避難」の笛の合図は、お子さま方にも予め知らせています。保育士の「逃げて」の指示を聞いて、すぐに靴をはいたまま、帽子もかぶったままで室内に避難しました。(緊急避難時には、靴も帽子もそのままで室内に逃げるようにしています)

あわてない!押さないよ
ポツンと残った靴・・・やっぱりあわてるよね

 靴が脱げても取りには戻りません。身の安全が第一です。担任は、園児の人数確認をして全員の無事を確認したら、入り口や窓を施錠し部屋のカーテンを閉めます。

そのころ玄関前では・・・

傘で距離を保って対応し、自身の身の安全も確保しなければなりません

 不審者に対応する園長先生、警察に通報する主任。連携を図ります。園外の方が不審者役ということで、リアルに緊迫した状況の中での訓練です。「孫の発表会を観に来た・・・」という不審者。「お名前を教えてください」「〇〇じゃ」「そんなお子さんはいません。おかえりください」なかなか出て行こうとしません。

赤色回転灯が見えました!2人の警察官が来ました。

 通報から10分ほどでパトカー到着!一安心です。ここからは警察の方が不審者の対応をしました。
一方、各保育室では・・・

部屋の隅に集まって、保育士は防御の体勢「ばら組」
「顔を隠して、静かにしておいてね」緊迫したゆり組の様子です

 各保育室では、お子さま方は部屋の一角に静かに避難し、職員は防御の体勢を崩さず、園長先生の避難解除の指示を待ちます。安全であると全クラスに伝えて訓練は終わりとなります。

 すみれ組、たけ組、ゆり組は紙芝居「しらないひとにきをつけて」を見せてもらいました。「い・か・の・お・す・し」の話は、子どもたちも大きな声で次々答え、スクールサポーターの方に「よく覚えているね」と褒められました。
 これからも様々な状況を想定しての訓練を重ね、「もしも」の時でもお子さま方の安全を確保できるようにしていきたいとおもいます。

 もうすぐクリスマスやお正月。ご家族で楽しい外出の機会が増えることでしょう。ご家庭でも『おでかけの時の約束』について話し合ってみてくださいね。