ゆり組ブログ

通生浜(かようはま)へ磯遊びに行きました!

 5月14日火曜日、児島の通生浜(かようはま)へ磯遊びに行ってきました!通生(かよう)の呼び名も珍しく、すぐに読めない地名で有名です。今日は火曜日!子どもたちは「かようはま」といえば、「火曜日だから、かようなの?」とビックリしたようで名前をすぐに覚えました。意味は違えど微笑ましいゆり組さんです。

 通生は、今も昔も通生港として漁業の栄えた港で、多くの釣り好きな人が訪れています。ハゼ、サヨリ、メバル、セイゴ、カサゴ、ベラなどが釣れるようです。今は何が釣れるのでしょうね?

磯遊びって?

 本来、磯遊びとは、春の季語で日本古来よりある行事です。潮干狩りもそうですね。遊びというより、田植えの時期、神様を迎えるために「身の穢れを洗い流す」のが目的でした。ひな祭りの流しびなの由来もそこにあるとのことです。また、和井田保育園の理念の中に『生まれ育つ町の人・モノ・文化・自然にふれ、恵みに感謝できる心を育む』があります。今回児島の名所に行って、自然の雄大さや恵みに気づき、そこに住む生物に触れ合う経験ができたことで、『主体的に興味関心・熱中する力』も育って欲しいと思います。

捕獲ケースがいるよ!

 ゆり組は、磯遊びに行くまでにクラスで海の生き物について色々、絵本や図鑑などを見て下調べをしました。「どんな生き物がいるんだろう?どんなところにいるにかな?」と興味が湧いて、期待に胸を膨らませていました。

 「カニを絶対捕まえる!」「何に入れる?」と盛り上がり、捕獲ケースも作りました。スズランテープで三つ編みの紐を編み、半分に切ったペットボトルにマジックで海にちなんだ絵を描いて、テープで補強をして完成です!

色の順番を間違えないように
カニとタコと・・・
完成!

天気よし!出発だー!

 やっぱり雨とは無縁なゆり組さん!気持ちの良い晴天です。バスを走らせること15分。通生浜に到着しました。真っ青な海の前で記念撮影です。

あっと言う間に到着
気持ちいいなぁ

スナガニいたよー!

 砂浜に降りると・・・おや?あちらこちらに穴が・・・! これは何の穴?
「スナガニの穴だよ!乾いた砂を入れて掘ってみよう!」海の事をよく知っているT先生!

あちこちに穴が・・・
どんどん掘るよ!

どんどん深く掘っていくと・・・「あー!みつけたー!おったー!」

見て!見てー!!

 捕まってしまったスナガニには気の毒な窮屈なケースですが、「たけ組やすみれ組さんにも見せてあげよう!」と保育園に連れて帰ります。

 カニの他に海藻、貝殻、巻き貝、やどかり、エビ も見つけました。

飼う?逃がす?

 磯遊びで捕まえた生き物たちの事を、帰ってからみんなで話し合いました。「カニをたくさん捕まえて嬉しかった」「保育園に連れて帰って、みんなに見てもらえて良かった」「でも、明日からカニさん達は、どうなるかな?」「どうしたらいい?」・・・生きているものは、1日たったら通生浜の海に返してあげようと決めました。飼育することに興味を持つことも大切ですが、陸に上がった生き物の命は短いという「命」について考える機会にもなりました。

「明日は、お家に帰ってね。カニさん。」

 楽しかった磯遊び。5歳児ならではの貴重な経験をしたゆり組さん。児島の海辺はとってもきれいで、また来たいね!もっといたいね!またいつか来るよー!

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