給食だより10月号・12月号で、「和食文化について」をお知らせしました。そこで、「だし汁の飲み比べをしてみよう!」ということで、調理室からいろんなだしを持って、ゆり組さんに出張してみましたよ。
いろんな味があるけれど・・?
人が舌で感じる味は5つ(にがみ・さんみ・えんみ・あまみ・うまみ)あるけどわかるかなー?
レモンのイラストを見せると、すっぱいあじ!(酸味)
ケーキを食べるとどんな味?あまーい!!!(甘味)
塩はどんな味かな?しょっぱーい!(塩味)
ピーマンはどんな味がするかな?にがーーい!!(苦味)
残りの一つは…うまみ・・・?「うまみ」とはなんだろう?どんな味だろう?
うまみは日本人が発見した味で、だしのうまみ成分の味です。食材の持ち味を引き立て、料理の味に深みを加え、おいしさを支える大切な味なんですよ。
では、「だし」って何からできていると思う?
いろいろさわったり、においをかいでみたり、何からできてるんだろう?
実際にかつお節のだしを取ってみよう
かつお節からだしを取るのを、近くで見てもらいました。『そんなにたくさん入れるの?もったいないよ』『いいにおいがしてきたよ』
いろいろなだしを飲み比べてみよう
かつお節のだしが冷めるまで、調理室で用意した昆布、煮干し、干し椎茸のだしを順番に紙コップに少し入れて飲んでみました。
だしをあわせて飲んでみたら・・・
1つのだしを使う方法もあるし、それぞれ混ぜて使うこともあります。今回は、かつお節と昆布のだしを合わせたものを飲んでみました。給食では、かつお節や煮干しを混ぜたものを使っています。
だしを飲んでみたらどうだったかな?
「今日の給食は、干し椎茸のだしが入った『かぼちゃ入り三食ごはん』、合わせただしが入った『かぶのみそ汁』が出ます。味がついててわからないかもしれないけれど、食べる前ににおいがするかどうかみてくださいね。」(給食の後に担任の先生にたずねてみたら、「だしを気にして、食べる前ににおいをかいでいましたよ。」とのこと)
パンフレットを配布しました
『だしで味わう和食の日』に関連して、保育・幼稚園課からパンフレットをいただいています。
「だし」について、お子さまと一緒にパンフレットを見ながらお話ししてみてくださいね。
今回は、「だしそのものを味わう」という経験をしましたが、“「だしが入った味噌汁」と「だしが入っていない味噌汁」を飲み比べてみるということも、だしを感じることができるひとつの方法だね。”と話し合いました。
そのほかにも、「煮干しの頭とおなかを取るお手伝いをしたことがあるよ。」「煮干しのだしが好き!」「かつお節のだしが一番おいしかった。」など、家庭でのお手伝いを聞いたり、好みの違いにも気づいたお子さま方でした。